ままぱれ ママにうれしい身近な情報を毎月お届けします

子育ての疑問・質問

Q1

2歳と4歳の子どものママです。だんだん寒くなって、保育園でも風邪でお休みするお子さんが増えてきました。この時期に子どもがかかりやすい感染症にはどんなものがあるのでしょうか。普段からどんなことに気をつけたらいいかと、かかってしまった時の対処法を教えてください。
特に姉弟同士でうつらないようにする、いい方法はないでしょうか。
 (山形市・Kさん)

冬はウイルスが長く生きられる環境になる一方で、人は体温低下により免疫力が低くなります。
感染源となるウイルスや細菌を除き、うつる経路を断って、体の抵抗力を高めましょう。

 今年は、例年より早くインフルエンザが関東で流行しましたね。お子さんがなるべく感染症にならないように、周りの大人ができる対策をしていけるとよいですよね。
 冬は、低温・乾燥を好むウイルスにとって、長く生きることができる環境になります。一方、人の体は、体温が低くなると、免疫力が低くなってきます。また、夏に比べて水分をとる量が減り、体の中が乾燥しやすいため、のどや気管支、鼻の粘膜がカラカラになり、傷みやすくなります。そのため、体の中にウイルスが入りやすくなるという特徴があります。
 冬の時期にお子さんがかかりやすい感染症として、咳や鼻水・鼻づまりなどを引き起こすRSウイルス感染症、発熱やのどの痛みなどが出る溶連菌感染症、高熱や関節の痛みなどを引き起こすインフルエンザ、嘔吐や下痢が症状として出るノロウイルス感染症、などが挙げられます。
 感染症にならないためには、①感染源となるウイルスや細菌を除く、②うつる経路を断つ、③体の抵抗力を高めるとよいと言われています。①としては、人混みの中をなるべく避ける、タオルの使いまわしをしない、ウイルスで汚染された食品(例えばカキなど)は十分加熱する、汚物を適切に処理するなどがあります。②としては、うがい・手洗いを行う、消毒剤で手を消毒するなどがあります。ノロウイルスは、アルコールの消毒剤がききませんので、注意が必要です。③は、食事や睡眠をとり、体調を整えておく、のどが渇かなくても、定期的に水分をとるなどがあります。予防接種で発症や重症化を防ぐことができるインフルエンザは、お子さんだけでなく、周囲の大人も接種することで、お子さんへの感染の機会をへらすことにつながります。他にも、加湿器などを使って湿度を50~60%程度に保つ、1時間に1回、1分程度換気を行う、があります。加湿器の水は、細菌やウイルスの繁殖を防ぐため、塩素が入っている水道水をお使いくださいね。
 かかってしまった時の対処法ですが、冬に流行する主な感染症のうち、特効薬があるのはインフルエンザで、他の感染症は症状をやわらげるお薬を飲んで、出ている症状をやわらげることになります。咳や鼻づまり・鼻水が出ている場合は、水分を多めにとり、部屋の湿度を少し高めると楽になると思います。発熱で苦しそうな場合は、首の付け根やわきの下などを冷やすといいですね。ノロウイルス感染症での下痢・嘔吐は、ウイルスを外に出す必要がありますので、吐き気がおさまるまでは、無理に食事をとらなくて大丈夫です。ただ、脱水に気をつける必要があるため、水分はとるようにしましょう。水分をとる時の注意として、吐いた直後はやめる、1回の量を控えめにする、乳製品や柑橘系、冷えた飲み物を控えるとよいでしょう。
 姉弟でうつらないようにするためには、感染症になったお子さんを別の部屋で看病する、症状のあるお子さん・看病する親御さんがマスクをする、症状のあるお子さんが触れたドアノブなどを消毒する(ノロウイルスの時は塩素系の消毒剤で)、オムツの処理は厳重にビニールに入れてする、親御さんは看病された後に手洗いを行うなどになるかと思います。お子さんの年齢を拝見すると、親御さん(ママ)を必要としている年頃ですので、姉弟でうつらないようにするのはなかなか難しいかと思いますが、無理なくできることをできたらいいですね。